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広島醗酵会東日本支部平成19年度総会(第17回)

日時:平成19年11月17日(土)午後3時〜6時
場所:八重洲“天山”(中国料理)
来賓:東江 昭夫先生、土屋 英子先生、河内 千恵氏
出席者数:61名(来賓3名、会員58名)

 去る11月17日(土)に恒例の天山に於いて、広島醗酵会東日本支部会員58名の参加者を得て平成19年度の支部総会が開催されました。本年で17回目の開催となる東日本支部総会では東江昭夫先生、土屋英子先生、河内千恵さん(昭61年D卒)の3名の御来賓をお迎えしました。
 本年9月に亡くなられた故能美良作先生に追悼の黙祷を捧げた後、総合司会の出穂さん(昭45年卒)から開会の辞が宣せられ、若桜支部長(昭29年卒)から御挨拶がありました。篠原さん(平5年卒)から決算報告を受け、続いて野利本さん(昭44年卒)から監査報告があり、満場一致で了承されました。
 来賓の東江先生は、現在、東京都臨床医学総合研究所にて酵母における遺伝情報発現の制御機構についての研究を継続されており、最近のご自身のご様子等についてご報告頂きました。土屋先生からは、最近の広島大学における分子生命機能科学専攻課程の現況に関する報告がありました。生命の仕組みを学ぶ生命科学の基礎研究から、基礎研究の成果を活用する応用展開研究まで広範なレベルをカバーしており、微生物の機能に着目した従来からの醗酵産業が今後どのように展開していくようになるのか我々OBの楽しみでもあります。
 出席者の最長老である河村さん(昭17年卒)の乾杯の音頭で賑やかに宴会が始まりました。今年は東日本支部の有志がキリンビール横浜工場に出向き「マイビールづくり体験教室」に参加し、自らの手で醸造した40本のオリジナルビールで乾杯しました。ビールを飲み干すことが趣味のメンバーでありますが、この日ばかりは麦汁から醸造されるビールの品質についての品評会となりました。スライド映写による報告が参加メンバーからありましたが、キリンビールの杉原さん(平11年卒)、南さん(平14年卒)にはとてもお世話になりました。
 次に、最近「自然免疫応用技研株式会社」を立上げられた河内さんから活動内容等の説明がありました。小麦醗酵抽出物の有効利用あるいは自然免疫賦活作用(マクロファージ活性化作用)を持つ安全な機能性糖脂質及びその応用技術の開発に取り組まれているということであります。本総会においては、OBのご活躍の様子を伺えることも大きな楽しみの一つであります。
 本支部総会の運営はご存知のように少しユニークでありますが、本部総会に次ぐ規模で開催されていると自負しております。趣向を凝らしたゲームがあり、同年代だけでなく大先輩と若手の交流が活発であることも自慢であります。このような運営を今後も継続するためには1年間の東日本支部運営費をどのように確保していくかが重要であり、オークションに貴重な物品を出品頂きました会員の皆様には大変感謝しております。また、今回は会場費等の問題もありドリンク券の購入による方式を採用しましたが、会員の皆様のご意見を頂き、次回の総会に反映していくことも必要であります。
 最後に竹鶴前支部長(昭20年卒)から閉会の辞を頂き、来年の再会を約して解散となりました。
 
 今年度の大きな事業として、東日本支部のホームページの立上げを行いました。現時点ではHPの維持管理については幹事有志のボランティアで行っておりますが、将来的には会員相互の意見交換あるいは情報共有の場として活用していく予定です。幹事一同、東日本支部の活動を益々活発にするべく、各年代の横と縦の連携を更に密にしていきたいと考えております。
 広島醗酵会東日本支部HP「醗酵スタイル」:http://www.hakko-style.jpn.org/
(文責:昭50年卒 高木)




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