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 広島醗酵会東日本支部平成20年度総会(第18回)
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日時:平成20年11月29日(土)午後3時〜5時30分
場所:日比谷“銀座アスター ベルシーヌ日比谷店”(中国料理)
来賓:西尾尚道先生、田村章弘氏
出席者数:60名(来賓2名、会員58名)

 去る11月29日(土)に銀座アスター ベルシーヌ日比谷店において,広島醗酵会東日本支部会員58名の参加をもって,平成20年度の支部総会が開催されました。18回目となる今回は,広島より西尾尚道先生,和歌山より田村造酢鰍フ田村章弘氏を御来賓としてお迎えしました。
 総合司会の出穂さん(昭和45年卒)の開会宣言の後,若桜支部長(昭和29年卒)の挨拶,坂本さん(昭和63年卒)からの活動報告,河崎さん(平成15年卒)からの決算報告を受け,北浦(昭和54年卒)から監査の報告があり,満場一致で了承されました。
 続いて御来賓として,平成21年3月をもってご退官される西尾先生に,これまでの研究生活を振り返って,嫌気性菌との出会いから最近の固体状態(乾式)のメタン発酵プロセス研究まで凡そ40年間の長きに渡っての研究活動を,最近のバイオマス,バイオエネルギーに関する話題を織り交ぜながら,ご講演して頂きました。久しぶりの専門用語に研究室の卒業生達は懐かしい思いで頷いておりました。
 竹鶴前支部長(昭和20年卒)に乾杯のご発声を頂き,和やかな雰囲気で宴が始まりました。と同時に,もう一人の来賓で,第三講座(永井史郎研究室)出身の田村さん(田村造酢梶jに,地元の特産物を活用しての柿酢作りについて,和歌山県農業協同組合連合会からの製造委託を受けて柿酢製造を再開した経緯,品質向上に向けた試行錯誤の連続,また最近の和歌山県と和歌山県立医科大学との共同研究による柿酢の効能等についてお話を頂きました。
 その後,先輩後輩の垣根を越えての交流が続き,恒例の催しものとして昭和41年卒の藤井さん,大下さん,信井さん,福岡さんの司会進行によるオークションが開催されました。今年は例年にも増して,全国に繋がる広島醗酵会会員の皆様から貴重な御品を多数ご提供頂きました。関東圏では入手困難なものもあり,目を輝かせて参加する皆さんの笑顔が印象的でした。
 最後に,藤井副支部長(昭和41年卒)の東日本支部への想いを込めた閉会の辞をもって解散となりました。
 当日は,広島醗酵会東日本支部創立17周年特別企画として「西尾尚道先生と行くサントリー武蔵野ビール工場見学ツアー」を午前中より開催しており,32名の参加者が引き続き総会に出席していただきました。
 広島醗酵会東日本支部総会は毎年11月頃に開催し,出席者数も概ね60名ほどを毎回数えています。が,今回はこれまでとは異なり,ビール工場見学もあって平成10年〜20年卒の若い方々が14名も参加していただきました。一方で,広島市千田町の工学部時代を懐かしむ方々の出席者が少なかったようです。これからも若い方々に引き続き参加していただけるように,また40代,50代以上の方々にも喜んで出席していただけるような会にして行きたいと幹事一同考えております。
 末筆ながら,工場見学ではサントリー株式会社の垣見さん(昭和50年卒),猪澤さん(昭和60年卒),秀島さん(昭和62年卒),総会会場では銀座アスター食品株式会社ベルシーヌ日比谷店様,会場を紹介していただいた宝酒造の遠藤さん(平成2年卒)に大変お世話になりました。また,広島醗酵会会員の皆様には,諸事多端の折にもかかわらず支部総会恒例のイベントに貴重な御品を多数ご提供頂きました。この場を借りて深く感謝申し上げます。
 
(文責:昭54年卒 北浦)





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