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 広島醗酵会東日本支部平成21年度総会(第19回)
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日時:平成21年11月28日(土)午後3時〜6時
場所:日比谷“銀座アスター ベルシーヌ日比谷店”(中国料理)
来賓:新見治先生、木梨陽康先生
出席者数:53名(来賓2名、会員51名)

 平成21年度の東日本支部総会は,11月28日(土)に53名の出席者により銀座アスター ベルシーヌ日比谷店で開催されました。当日は,新見治先生及び広島大学大学院先端物質研究学科教授の木梨陽康先生の2名をご来賓としてお迎えしました。
 本年は,東日本支部役員人事に大きな変更がありました。若桜礼徳現支部長(昭29年卒)が勇退され,高平汎志新支部長(昭32年卒)が就任されました。高平新支部長は就任にあたり,あくまでもショートリリーフであり,次代への橋渡しを行いたいと述べられました。また,平成23年度の東日本支部創立20周年行事は,次代のリーダーの下に一致協力して開催して欲しいということでした。
 次に,平成21年度決算について河崎紘子事務局(平15年卒)から報告があり,続いて野利本悠監査役(昭44年卒)及び北浦伸幸監査役(昭54年卒)の代理として遠藤隆彦幹事(平02年卒)から監査結果が報告されました。
 乾杯を行うに際して,キリンビールの首都圏営業本部の中山さんにお越し頂き,おいしいビールの注ぎ方についてレクチャーを受けました。1度目はグラス一杯まで一気に注ぎ,泡が消えたところで注ぎ足す泡立て方が重要だということです。うまいビールが準備できたところで,例年に倣い最年長である河村守泰さん(昭17年卒)による乾杯の音頭がありました。
 しばしの懇談後,来賓のご挨拶に移りました。最初に,新見先生から旧東千田町キャンパスの現状について,自ら撮影頂いた写真による紹介がありました。広いグランドは一部公園になり,公共施設が設置されているようです。また,千田町の旧本部キャンパスは,フェニックスが残る広い森戸道路はそのままで,原爆にも耐えた理学部の建物は保存の方向ということでした。遊びと勉学に励んだ学び舎は,大きく変わったことを実感しました。更に,広島カープのホーム球場となったマツダスタジアムについてもご紹介頂きました。最近では広島を語る際,全国区の人気がある広島カープの話題が欠かせません。
 次に,木梨先生から先端物質研究学科の分子生命機能科学専攻の研究室と教員についてご紹介がありました。西尾尚道先生は中国文化賞(「嫌気性微生物を用いたガス抽出」)を,山田隆先生は生物工学功績賞(「生物間相互作用(共生・寄生)の分子機構解析とバイオテクノロジーへの利用」)を受賞された由,おめでとうございました。今後も,広島大学出身の若い教員による活躍が期待されます。
 宴もたけなわの中,宝酒造の土居さんから日本酒の最近のトレンドについてご紹介頂きました。消費者の多様な嗜好に応えるために,「冷酒あるいは燗酒でのいずれでも楽しめる食中酒」をコンセプトに新しい日本酒の開発が行われました。ご存知の様に日本酒には良質の水とお米が必要ですが,灘の地下にはカルシウム及びミネラルが豊富で有名な法安寺伏流水が流れているそうです。これらの詳細な解析結果及び新しいコンゼプトの下に,新工場の設置から生まれた新しい酒が「松竹梅白壁蔵」です。土居さんによれば,自信を持ってお勧めできる一品であるということでした。
 アルコールも入って和やかな雰囲気の中,様々な年齢層の会員同志のコミュニケーションのきっかけとして「お名前ビンゴ」を行いました。本会では同窓会員間の懇親及び情報交換も重要なテーマであり,他の支部にもお勧めのイベントです。
 最後に東日本支部恒例のオークションを行い,多くの運営資金を確保することができました。貴重な御品をご提供頂いた皆様ありがとうございました。本会は皆様の総会参加費とオークションによる収入により運営されており,会員の経費負担を可能な限り軽減する方針がとられております。本会の運営方法については過去様々な議論がありましたが,同窓会として会員相互の親睦を最優先とする方針が執られております。平成23年には創立20周年を迎えることでもあり,今後の運営については会員皆様のご意見も伺っていきたいと考えております。また,平成18年以降の若い会員の参加を増やすためにも,どのようにすべきか考えていく必要があります。
 3時間の短い時間にも拘らず盛りだくさんの内容があり,名残惜しいところでありますが閉会となる時間が来ました。竹鶴威元東日本支部長(昭20年卒)から閉会の言葉を頂き,来年度の再会を約して盛会裏に解散となりました。
 
(文責:昭50年卒 高木)





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